『天然素材でいこう』著:麻生みこと(全5巻)を読んで(主にラストへのネタバレ感想)

某漫画アプリと電子書籍で『天然素材でいこう』著:麻生みこと(全5巻)を読みました!!

以下ネタバレありの感想です!

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天然素材でいこうネタバレあり感想(結末中心)

いきなりラストの話を書きますが、最初に読んだ時は「どうしてこうなった…!?」とだいぶ衝撃を受けました…。

ちなみに私はだいぶおかしい読み方をしておりまして、最初は漫画アプリにて順々に読み進めていたのですが、ふとしたときになんとなく「結末はどうなるんだろうなー…」とネットで検索してしまったところ『二美ちゃんと高雄氏(主人公カップル)が別れる』というのを見てしまいました…。

そのことで「え、え!?なんで…?1話でくっついた円満カップルとその周囲の話が続いていくのかと思ってたのに…。」とだいぶ衝撃を受けて、漫画アプリのCM無料で先読みの機能でひたすらフラれる回を掘り探しつつ読んで、見つけてからはその行間を埋める回を読みつつ、途中巻をちょっと買ったりなどしていて…つまり順々に読んでません!

CM無料での掘り出し作業でついに別れる回を見つけた時、高雄氏が「二美ちゃんに弱くなってほしくない」からと「千津(妹分の幼馴染み)が放っておけない」と別れを告げた時、最初は「高雄氏…少女漫画的に最悪の振り方をしたな…。」と思いました!

そんな変な読み方をした身の感想です!

二美ちゃんが泣きそうになりながら「私は放っておけるの?」って聞いた台詞は…。「本当そうだよ…。」と思いましたし、「二美は強いから」って返した高雄氏に「外面の気は強いけど内面がナイーブな全女性を敵に回したぞ…。」と思ったし、暫く納得がいかない気持ちでいたのですが、後になって自分の過去の経験と重ね合わせて高雄氏の気持ちが少し分かってしまうことがありました。これは自分語りなので後ほど!

「女性の泣く顔が苦手」「二美の泣く顔を見たくなかった」という高雄氏…に「それは自分勝手ではー…。」と複雑な気持ちになりつつ、前の方の話を読み進めていくと確かにこの結末への伏線はたくさんありました。

二美ちゃんより千津ちゃんを優先しがちなことがなんとなくたくさんある高雄氏。

『自分の好きになった二美ちゃん』が変わることを恐れる高雄氏。

恋をして起こる自分の変化に戸惑いと不安を感じる二美ちゃん。

『相手が真っ直ぐ見ている道を邪魔したくない』ことで気づかってしまいがちになるお互い。

「『自分の好きになった二美ちゃん』を変えるものは自分でも許さない」と思う高雄氏。

「彼女(二美ちゃん)は弱くない。弱くしているとしたらあんた(高雄氏)だ。」と告げるナルさん。

とはいえ中盤の千津ちゃんの「変わんないわけないじゃない、影響受けて当たり前。」「人も変えない恋なんて嘘っぱちよ。」「押しつけんの怖いからって黙ってたら、あの女勇ちゃんの気も知らないで見当違いな方向に変わっていくんだから。」という言葉は真理だよなー…と思いました。

高雄氏が何かしても何もしなくても変わっていってしまう可能性はあるのに…。

といっても「この子は自分にだけ弱いんだ」と気づいてしまったからもあるのでしょう。

二美ちゃんが「高雄氏の好きにして良い」「私にはワガママ言っていいの」と言ったからって、フラれたその一回で変わってしまった可能性もあったのに…。

別れてしまったけど「自分の一番好きな人」という言葉、最終的に第一話で2人の目標にしたアメリカ留学も一緒に行ってキスをして別れる二人。

2人の形は、恋である以上に『人として好き』が勝つ関係性だったんだろうなと思いました。

ここまで散々高雄氏にブチブチ言ってきましたが、過去の経験を思い出したら高雄氏の気持ちが分かってしまったという私の話を書きます。

ここは感想じゃなく日記みたいなものなので読み流して下さい。

前述したように「好きな人に弱くなって欲しくないから、弱くしてしまうのは自分だから別れる」「自分の好きになった好きな人じゃない相手は見たくない」というような高雄氏の気持ちにしばらぬモヤモヤしていたのですが、過去のことを思い出していたら「これは高雄氏辛いかも…」(それ以上に二美ちゃんの方が辛いですけど!!)と思ってしまいました。

私が昔憧れていた人は、快活で明るくて誰にでも分け隔てなく優しくて楽しく話せるムードメーカー的な面白くて楽しい人でした。

ただ誰とでも楽しく軽く話すはずの彼は、私と話す時だけ何故か少し畏まっていてぎこちない感じで無駄に丁寧に扱われて『私の好きないつもの彼』では無かったのです。

なので(嫌われてるんじゃ…)と何度も泣いたものですし、必要以上に丁寧に扱われて寂しい思いをしたことは人生で何度もあったので自分の人生まるごと呪うような気持ちになりました。

「私といるときだけ私の好きな彼じゃなくなるのならもう会いたくない。」「遠くで見てるだけで話したりしてしまわなければ良かった。」「私はどうしていつもこうなんだろう…。」と苦悩しました…。あと『私の好きないつも通りの彼』と話してる人全員に嫉妬しました。

ここまで思いだして、「あの時は辛かったなあ…」という気持ちと『人として好きな人を自分が変えてしまう苦悩』ってこういう気持ちだったなら高雄氏も辛かっただろうなあ…。と思いました。実際私も別れを選びかけましたし…高雄氏を責められない…。

この文章で伝わるかは分かりませんが、経験したことがある人にしか分からない気持ちだったりするのかな…。

ちなみに私の憧れていた人の真実は『私のことが好きだったから緊張していた』という話を後々に知りまして…。

自己肯定感爆低だった上に相手をだいぶ見上げる気持ちで見ていた私にはそんな発想1ミリも無く、後で知った時『私ごときに緊張するなよ!?』と思いました…。

今は自己肯定感爆低ではないけど、今も『私相手に緊張する人』の気持ちは分からないかもなあ…。いや分かるときは分かるんですが!!憧れの人に緊張されて仰々しく接されるのは正直私は辛い派です…。

なので思いだしていて、先生はすごい心の機微を描いていたんだなあと思いました。

主に高雄氏へのことをブチブチ言う感じで締まってしまいそうなんですが、素敵な言葉を使われた素敵な作品でした!

三千院&理々子カップルが最終的に上手くいってくれて良かったし、くっつきはしてないけど二美&ナルさんもなんだかんだお似合いな気がするし…。

納得いってなかったっちゃ納得いってなかったけど千津ちゃんがほっとけないっていうのはまあ少しわからなくない…。展開を知ったとき最初は『ラスト巻で主人公カップルを別れさせて当て馬に見えていた女の子を勝たせて奇をてらった』っていう展開かと邪推しちゃいましたけど…。

書きたいことはたくさんありますけど長くなったのでこの辺りで!

素敵な作品をありがとうございました!!

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